はじめに
私はもともと日本人学校など、海外の学校に興味があった。恵まれた環境が多い日本ではなく、困難な環境のなかでもたくましく生きる人たちや子供たちと、一緒になって生活がしたい、そんなように考えていた。
実際に2年2ヶ月生活をし、ともに働き学びあい過ごしてきた今、多くのものを頂きかけがえの無い経験をさせて頂いた。
2011年3月11日(金)に発生した東日本大震災を、私はフィジーで知った。亡くなった方々や被災された方々には、本当にお悔やみとお見舞いを申し上げたい。その大震災において、私の学校(スバサンガムカレッジ)の先生方や生徒達は、まるで自分の家族のことのように心配し、何か自分たちにできることはないかと、千羽鶴(合計1200羽以上)を皆で作り、寄付を集めてくれた。この寄付は、現地の生活水準で考えると、とても大きな額だった。鶴の多さや額の大きさが最も大事なことではない。しかし、日本から遠く離れた地からではあるが、私たち日本人のことを、本気で心配してくれている人々がいることを忘れてはいけないし、私は伝えたい。
2年2ヶ月の活動で得たことに対するお礼を、これからの私自身の生き方の中で還元して いきたい。また今回、このHPを作成し、多くの方々に知ってもらうことで、恩返しにしたい。