ワークショップ

 ボランティアが配属されている、6校の数学教員が集まって、ワークショップを開催した。年に3回、毎学期後の長期休みを利用し行なった。

 

(例)

MATHEMATICS PROJECT November 2010 WORKSHOP PROPOSAL

DATE:  Friday 19th November 2010

TIME

ACTIVITIES

? 8.30a.m.

Participant registration

Distribution of workshop resources

Participants read through workshop requirements

8.30 ? 8.40 a.m.

Hymn and Prayer

Greetings for holding

8.40 ? 9.10a.m.

Report of the training in Japan

9.10-10.00a.m.

Practice Class

   and discussion

10.00?10.30a.m.

Deepen Mathematical Knowledge(1)

~ Cross-Multiplication  ~

10.30?11.00a.m.

Morning Tea Break

  (Maths materials exhibition)

11.00-11.30a.m.

Deepen Mathematical Knowledge(2)

~Similarity ~

11.30-12.30p.m.

Discussion about the prospects  for next year

12.30-1.15p.m.

Lunch Break

1.15-3.00p.m.

Maths Games

 

 

皆で分担し行なう。ちなみにこのときの私の担当は、プログラム最後の「数学ゲーム」です。(あと全ての文書作成と、ランチ等の手配も)

 

 これは、当日の進行が大変なのだが、それより何より準備が大変。だいたい2~3ヶ月前から始めます。日程調整、プログラム内容検討、書類作り(レター作り)・・・。特にプログラム内容検討は、ワークショップの成否に掛かってくるところなので、今までのワークショップの内容や今抱えている問題点等を踏まえ、また飽きないよう適度に参加型も入れながら、時間をかけて進めていった。

 ワークショップ終了後、次回のためのアンケートをとり、反省会を行なう。

 先生方からのアンケート結果は、例えばこんな感じ。

 

 

MATHEMATICS PROJECT

NOVEMBER 2010 WORKSHOP EVALUATION

 

1.  Using the following key, indicate your responses to the following by circling the number that best represents your felling, belief or knowledge.

(Key: 5.strongly agree, 4.agree, 3.neither agree nor disagree, 2.disagree, 1.strongly disagree)


毎回、概ね好評で、やった甲斐はあった。出席率も、休み中にもかかわらず結構高い。

そもそも、なぜワークショップを開催するのかというと、フィジーでは(多分多くの国がそうなのかもしれないが)、教員になった後に研修を受けられる機会がないのだ。したがって、よっぽど熱心に、自ら動かない限り、新しい教授法や教具などに触れる機会がない。また、独学しようにも、そのための書籍があるはずもなく、インターネットからの引用ぐらいかと思われる。このワークショップを開催することで、例えば、間違えて理解していた数学知識や、考え方、また教授法などを知ることができ、加えて、先生方どうしの交流の場にもなる。

このワークショップだが、そもそも最初の年は、日本へ研修経験のある教育省の方々が取り組んでいたものを、次年度は私たち日本人が中心となって取り組むことになった。(理由は色々ある。)そして最後の年は、現地の線型が中心となり現地の先生方による現地の先生方のためのワークショップの開催までもって行った。

司会等、もちろん全て英語で行なうので、かなり大変なのだが、とても良い取り組みができたと思う。

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